1.高野山旅行のはずが…
もう昨年11月の話になりますが、奥さんと高野山へ行こうという話になり一泊で出かける予定を組みました…が、その日はこの冬最低気温ということで高野山は雪景色⛄今年から我が家に来たベゼルくんはノーマルタイヤ🚘…でもホテルは押さえたし、家族会議の結果、行き先を変えて行きましょう❕ってことで奈良・京都の一泊旅行に急遽変更となりました。
11月半ばの京都・奈良と言えば当然紅葉見物の観光客で大賑わいのはずってことで定番の観光地を避け穴場狙いで行きましょうってことでノープラン、現地スマホ検索で穴場を巡って参りました。
2.浄瑠璃寺
当日は愛知県から車で名阪道を通って針ICで降りSAで休憩しながら行き先を検索???
その結果、下道を通って1時間ほどで行ける浄瑠璃寺へ行ってみようってことで、いざ浄瑠璃寺へ❕
途中の道のりはくねくねと車一台がやっと通れるようなとこもありますが1時間弱で着くことが出来ました。駐車場は無料の駐車場があり路線バスも本数は少ないけど通ってるみたいです。
浄瑠璃寺は京都府木津川市、奈良県との県境付近にある真言律宗の寺院で、本尊は九体阿弥陀仏・薬師如来で寺名は薬師如来の居所たる東方浄土『東方浄瑠璃世界』に由来するそうです。
駐車場に車を置いてお寺へ向かって行く間に何軒かお土産物屋さんがあります。
なぜかお皿や湯飲み、埴輪、招き猫など焼き物が多いお土産物屋さんで面白いものが買えますよ。
平安時代末期に建立された本堂に九体阿弥陀如来坐像を安置する本堂に入ると九体阿弥陀如来坐像が安置されています。
これは圧巻というか、素晴らしいお姿を拝見することが出来ます。
本堂から見る庭園も池越しに三重塔が見え、この日は紅葉もあり綺麗でした。
３．海住山寺
海住山寺と書いて【かいじゅうせんじ】と読みます。
湖の海住山寺は京都府木津川市加茂町の海住山にある真言宗智山派の寺院です。
こちらは国宝の五重塔が庭内には「願いをかなえる茄子のこしかけ」があり奥さんと腰かけてみました。おかげでご利益がありましたよ❕
是非お願い事がある方は茄子のこしかけでお願いしてみてください。
３．蟹満寺
こちらのお寺も穴場なのか当日訪れた時は拝観者は私たち夫婦2名だけでした。
このお寺にも国宝の銅造釈迦如来坐像がいらっしゃます。とても綺麗なお顔をされてました。
このお寺の名前の由来は「今昔物語集」に出てくる「蟹の恩返し」のお話によるものということです。話の中身は昔、善良で慈悲深い娘がいて蟹を捕まえて食べようとしている村人から蟹を買って逃がしてやりました。後日、娘の父親が田んぼ仕事をしていると蛇に飲まれそうな蛙に遭遇、父親は娘を蛇に嫁がせることと引き換えに蛇から蛙を救いました。蛇は娘を迎えに家にやってくるが戸を閉ざし迎え入れない親子に腹を立て大蛇になって荒れ狂いました。恐怖に震えながら観音様に祈る親子に観音様が姿を現し「娘は慈悲深く善良な生き方をしておる心配ない」と告げ姿を消しました。
するとどうしたことか外で暴れていた蛇の音が消え静かになりました。夜が明け戸を開けてみると、そこにはバラバラに挟み切られた蛇と無数の蟹の亡骸がありました、親子は観音様に感謝し、娘の身代わりとなった蟹と哀れな蛇を弔うために、お堂を建てて観音様を祀りました。その由来から蟹満寺という名前になったとのことです。
その夜、ホテルで蟹を食べようと思ってたんですが…蟹を食べるのを辞めました(笑)
4.最後に
高野山に参拝できなかったのは、残念でしたが急遽、京都・奈良の穴場巡りであまりガイドブックなどには出ていない寺院を観光できました。
混雑もあまりなくぶらっと出かけるのにはお勧めのコースです。
