1.愛知県小牧市
小牧市は濃尾平野のほぼ中央、愛知県の北西部で名古屋市の北側に位置する人口約15万人ほどの市です。
(小牧市HPより抜粋)
2.小牧山
小牧市の中心市街地西側に位置する標高85.9m、面積約21haの小山、史跡小牧山へ行ってきました。
と言っても、ここ小牧山はドライブでなくても自分が住んでいるアパートから自転車でも20~30分程度で行ける距離で良く散歩に出かけているところです。
小牧山は近くに小牧市役所や小牧市民病院、大型ショッピングモールなどもあり小牧山の麓は史跡公園になっていて子供連れや散歩をされている方も多く見られます。
春は梅や桜もあり花見やBBQなどもできる市民に親しまれた公園でもあり、山頂までも30~40分程度で上ることが出来るハイキングにも最適なコースもあります。
小牧山の歴史は永禄6年(1563)織田信長が、小牧山に築城し、清須から居住を移し、小牧山を城として利用されるようになりました、その後、信長は犬山方面を支配下に置き尾張を統一するとともに、積極的に美濃攻略を行い、4年後の永禄10年には美濃の稲葉山城を攻略し、岐阜と名を改め居城を移し、これにより小牧山城は廃城となっています。
小牧山城が廃城になってから17年後の天正2年(1584)、羽柴(豊臣)秀吉軍と織田信雄・徳川家康連合軍による小牧・長久手の合戦が起こり、信雄と家康の軍勢は、信長の城跡に大規模な改修を行い、強固な陣城を築き、戦いは秀吉と信雄の和睦という結果に終わっています、この戦いでは小牧付近では大規模な戦いは起こらず、戦の収束に伴い、小牧山城は再び廃城になっています、現在、小牧山に残る城の遺構はこの時の小牧山城の姿です。
(小牧山城史跡情報館”れきしるこまき”パンフレットより抜粋)
3.れきしるこまき
小牧山の南側にある史跡公園南口から入ると左側に鉄骨造りに平屋建ての建物が見えてきます。
この建物が平成31年(2019)に開館した小牧山城史跡情報館「れきしるこまき」です。
入り口を入るとエントランスには床にマップがあり小牧山の情報が記載されていたり小牧山の動植物の写真など説明があります。
ここから先は有料となりますがエントランス左手には無料で見学できるスペースがあります。
4.小牧山ハイキングコース
創垂館
「れきしるこまき」から上り坂を上がっていくと途中「創垂館」という建物があります。
この創垂館は明治21年に愛知県知事の発令で迎賓館の機能を有する施設として小牧山山頂西側に建てられ、後に尾張徳川家の所有になり、明治23年6月には尾張徳川家による旧藩士を招いた園遊会が開催されています。
昭和5年に尾張徳川家から小牧町に小牧山とともに寄付され、昭和24年に現在の場所へ移転されています。
(小牧市HPより抜粋)
夜はライトアップされて小牧市街からはどこからも見れるお城です。
この「小牧山歴史館」は令和5年4月にリニューアルしたばかりで戦国時代の尾張国、小牧・長久手の合戦の内容などが展示されています。
(小牧山歴史館パンフレット抜粋)